舟田詠子先生 講演会 「パン 人生の一部」

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待望の本が出版されました。
「パン 人生の一部」パン文化研究者、舟田詠子先生がドイツ語で書かれた本です。

私がパンの世界に深く引かれ、のめりこんでいくきっかけになったのは舟田先生の
「パンの文化史」(こちらは日本語です)との出会いがあったからです。
”パンについて単なるモノや技術について語るのでなく、人間のいとなみの歴史という視点に立ち、暮らしの足下から人間を軸に展開させたものである”
と書かれているとおり、パンの歴史や文化と共にそこに宿る人々の生活や精神にも触れる事ができ、パンの世界の奥深さを知りました。

今回 ドイツで出版された「パン 人生の一部」はパンを主食とするアルプスの小さな村で人々がどのようにパンとかかわってきたか、先生の30年に及ぶ調査と研究をまとめたものです。その本の内容についての講演会がありました。
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ドイツ語がわからなくても 美しく貴重な記録でもある写真や資料がたくさんあり、
見ているだけでも楽しめる本です。先生ご自身の解説で本の内容が説明されました。

食べ物そのものを意味し生きる事の象徴でもあるパンは、自然や信仰と深く結びつき
日々の暮らしにも、お祭りなどの行事にも、様々な祈りや願いがこめられています。
喜びや苦労を伴いながら長い間受け継がれてきた伝統と技術が
自然豊な村で巡ってゆく1年間の様子と共に描かれています。

何時も楽しい先生の話、今回もエピソードや裏話で次々と話がふくらみ、いくらでも聞いていたい思いの中、
残念ながら、時間切れ・・・ 半分程、春と夏のお話までで終了となりました。
続きは次回、という話もあるようなので楽しみに待つとしても
やっぱり日本語でも読みたい! 是非 翻訳されてほしいものです。

今や日本にいながら本格的な世界のパンを色々味わうことができますが
こんな風に背景にあるものに触れる事でパンの楽しみも味わいもより深まっていきます。

舟田詠子先生 公式ホームページ
アトリエだよりにこの本が出版される事になったいきさつなどが載っています。本の入手方法もあります。これまで私が参加した舟田先生のパンの講演会の様子はこちら