祝 「パンの文化史」 復刊

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絶版になっていた「パンの文化史」が復刊され、著者の舟田詠子先生の記念の講演会が開かれました。
この本と先生との出会いでパンの捉え方や目指す方向に多大な影響を受けた私としては
何をさしおいても参加したい講演でしたが、時はスキーシ-ズン真っ只中、どうあがいても叶わないのでした。
割り切れない気持ちでしたがあきらめて本を取り寄せました。
(手前、講談社学芸文庫 奥は朝日選書1998年版)
多くの人にお薦めしたいと思いつつ、絶版の為手にしていただく機会がなかったのですが今こそ強くお薦めします。

膨大な資料と現地調査に基づく広く深いパンの歴史と文化を知るだけでなく
先生が研究や調査の過程で味わった驚きや喜びや感動を本を読むことで共にたどることが出来ます。そうしているうちにいつの間にかパンの世界の奥へ奥へと入り込んでいくのです。
パンにまつわる遠い世界の人々やはるか昔の出来事が今の自分につながっているのだということを私達も実感と感動を伴って理解する事ができます。

何度も読み直しては、その度に新しい発見があり、見落としていた自分の未熟さを思い知る、そんな繰り返し。変わらないのに新鮮で、そして温かい。これからもずっとそばにいてほしい本です。

今回参加できなかった私の元に新しい「パンの文化史」が届いたのが、なんとちょうど講演会の当日でした。
同じ時間枠の中で行われている講演会の様子や都会の賑わいを想像しながら いつもどうりの1日、雪をかき(主人が)蕎麦を打ち(主人が)、パンを仕込み(私の役割です)お客様をお迎えしました。
同じように過ぎていくこの日常もまた、きっと何かにつながっているのだと思える事で
参加できなかった無念さも少しずつうすれていったのでした。

パンに興味のある方は是非ご自分の手元に1冊置いてください。
シャンツェにもありますし、通信販売のパンセットに同梱もできますのでご希望の方はお申し付け下さい。

以前のパン講演会等の様子はこちらにまとめてあります。