山ぶどうのジュース  収穫から瓶詰まで

このところ山の情報が続きましたが、決してパン焼きや酵母のお世話を怠っていたわけではありません。
実は山や森へ出かけて行く事はパンを作る上でも大事な事なのです。
   ー生き物のつながり、命の循環、微生物の活動に満ちているー  といわれる森。
目に見えなくても意識しなくても、そこに身をおく事で生まれる感覚があり、野生の恵みを得る事もできます。
特に秋の森は くるみ、栗、栃などの木の実や サルナシ、山ぶどう、山梨などの果実等、豊かな実りの季節です。
野生のものは、味や香りが濃くアクやクセの強い物もありますが
その深みや力強さには味覚を目覚めさせられるようでもあります。
山菜やきのこなども人気があるのは、自然本来のものに身体や心が反応するのかもしれません。
森の恵みでは何と言っても一番恩恵にあずかっているのは、パン用の酵母を作る事ですが
今回はシャンツェで人気の山ぶどうジュースの作り方を紹介します。
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かごいっぱいの山ぶどう、その実をもぐ事から始まります。このかごは山ぶどうのツルで編みました。
このふとい強いツルで他の木に絡まって高くよじ登り、陽を浴び実をつけることが出来るのです。
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もいだ実にひたひたの水を加えて煮ます。あくが出てくるので除きながら煮出し、さらしで濾して絞ります。
酸味が強いので砂糖を加えてさらに煮ます。
瓶詰めし煮沸消毒して熱いうちに栓をします。こうする事で保存が利くので次の年の収穫まで味わう事ができます。
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日常の生活は自然のリズムと離れることが多くなってしまった私達ですが
時には山や森に出かけたり、野生の物に触れたり味わったりして五感を磨かなくては。
そんなふうに自然や食べものに思いをめぐらせるのも 贅沢で大事な時間です。