生産者を訪ねる~産地見学ツアー②小麦

食べもの通信の編集者とまわる産地見学ツアーの続きです。
豚たちの暮らす山を後に里へ下りて来ました。(①野豚見学 こちら
向かう先は小谷村伊折地区、限界集落などといわれる高齢化が進む小さな集落に
元気に農業に取り組んでいる伊折農産組合があります。
ここでは蕎麦と麦を分けてもらっています。
青々とした麦の穂が風になびき 細い糸のような花をつけています。
青い麦畑で生産者のお話しを聞きました。
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この麦畑は蕎麦の裏作です。
秋、蕎麦を収穫した後の畑に蒔かれた麦は豪雪地、小谷村の厳しい冬を越し、
春になるとあふれる生命力で力強く育ちます。
麦の品種はその名も ”風雪”(フウセツ)。風にも雪にも強い麦です。
あと1ヶ月余りで収穫です。 (昨年の刈り入れの様子はこちら

その麦を殻付のままの状態で買います。そして製粉所に持って行き、大きな石臼で挽いてもらうのです。
無農薬なので外皮のフスマも使えます。フスマは繊維質、ミネラル類が豊富で栄養価が高いのですが、小麦の粒の殻には農薬がたまりやすいので注意も必要です。
この硬い殻のまま小麦の粒を丸ごと挽いたものが、1本挽きの全粒粉といわれています。
お願いしている製粉所の石臼は、いったん外殻をはずして麦粒を挽いていく工程になっているので粉とフスマが別々になります。それを混ぜて全粒粉の状態にします。
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味わい深く安全な地元の麦、もっとたくさん作ってほしいのですが
  ”土地があっても人手がない”  ”麦を作っても割に合わない”
との事、作り続けていくのは難しいようです。
それでも欲しい、欲しい、と求め続ければ出会いもあり、分けてもらえる事ができます。
身近な土地のものを使う― 単純に思える事が簡単にできないのは今の社会が大きく複雑だからでしょうか
小さい世界でできること、目立たなくても確かなもの 
その美味しさや大切さを守っていくために何かできないものか・・・
みんなで欲しい、欲しいと騒いでみる なんてどうでしょうか ね、食べもの通信社さん! 良い記事にして是非、幅広く発信してください。

※追記 今回の取材記事全文 こちら