地粉と手作り酵母のパン

パンの販売に向けて私にははっきりしたイメージがありました。
   粉と酵母を味わうパン

初めからそれを目指していたわけではありません。
20年近く前、自動パン焼器と外国産の小麦粉、ドライイーストからスタートした私のパン作りは、仕事と家庭の両方とつながり、様々なお客様や幼い子供達との日常の暮らしの中で深めることが出来たのです。
もっと楽しく、もっと美味しく、より良いものを、より豊かなものを・・ と求めて たくさんの出会いや発見、ちいさなきっかけをゆっくりと積み重ねるうち、本質に近づいてきました。
自分で酵母菌からパン種を起こすようになってからは、発酵が生み出す旨みという物に魅せられました。
そして色々な小麦粉を使っているうちに粉の特性も少しづつ分かるようになってきました。
特に地粉にはしみじみとした風味があります。
華やかさ、強烈なインパクトはありませんが、じわぁーと広がる、穏やかに伝わってくる味わいに惹かれます。

私はそうしたものを活かしたパン作りをしたいと思っています。
粉と酵母、そして水と少しの塩 それだけでパンが作れます。
自分の育てた酵母種と地元の素材でどれだけのことが出来るか・・・
そこにたどりついて追求していく上で 見直したいこと、確認したいこと、新しくはじめることなどたくさん出てきました。
シャンツェ ぱんこうぼ のパンの背景を少しづつ紹介します。